「LOOK AT YOURSELF」

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ユーライア・ヒープは以前から大好きなグループで、発売されたLPレコード全てを所有している。「対自核」「悪魔と魔法使い」「魔の饗宴」の3枚のアルバムを発表した70年代前半は黄金期と言われている時代の作品で、この3枚と、後にジョン・ロートンが加入して発表した「罪なきいけにえ」の計4枚はいまでもよく聴く。

1972年に発売になった「対自核」の原題は「LOOK AT YOURSELF」で、LPジャケットの中心には銀紙が挿入されている。実際に鏡のように自分を映すことができるユニークなデザインになっているため、当時は話題になったようだ。

本作はヒープの代表作としても、さらにはロックの名盤としてもよく知られている。これほどヘヴィでストレートな音はアナログでしか出せないよね。

「法的な問題解決は簡単である」

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憲法学者の横田耕一氏は「憲法からみた天皇の公務そして生前退位」(「世界」9月号)の中で次のようなことを述べている。

もし「生前退位」が「公務」の過重負担から出ているならば、法的な問題解決は簡単である。「国事行為」に公務を限定するか、「公的行為」を整理するかで話は終わる。

僕は前者の、「国事行為限定」が望ましいと思う。

「竹に油」

廃語発掘

口が達者であるさま。もともと滑りのよい竹に油を塗れば、いっそうよく滑ることから、流暢に、よくしゃべること。同じ意味の「立て板に水」は今もよく使われる。若々しく色つやが美しいという意味も。

「あらし」シェイクスピア

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シェイクスピアの作品中、『あらし』は気に入っていてよく読む。三一致、閉鎖的小宇宙、プロスペローの超人的、支配的な役割など、他の作品にはみられない特徴がいくつもある。

フォールスタッフなどシェイクスピアの戯曲には数多くの個性的な人物がいるが、中でもキャリバンはとりわけて目立った存在である。 次の科白などは感動的である。

「時には歌声が混じる、それを聴いていると、長いことぐっすり眠った後でも、またぞろ眠くなって来る そうして、夢を見る、雲が二つに割れて、そこから宝物がどっさり落ちて来そうな気になって、そこで目が醒めてしまい、もう一度夢が見たくて泣いた事もあったっけ」(福田恒存訳)

この部分を読むと、なぜか20代のころ歌舞伎座で観劇した「俊寛」の姿が浮かぶ。記憶の中でぼろを着た中村勘三郎演ずる俊寛が醜いキャリバンに結びついてしまっているんだな。『あらし』を読んだ時期と観劇が重なっていたからだと思う。

「世辞気(せじけ)」

廃語発掘

お世辞を言おうとする気持ち。もっといえばへつらい。「世辞気ない」は、物事をストレートにはっきり言う、という感じ。関連語として「世辞世辞しい」というのもある。これも使えそう。